Metaをはじめに開発が進む「VR用触覚グローブ」!なぜ注目されているの?

公開日:2022/11/01  最終更新日:2022/11/17

VR用触覚グローブ
VRの仮想現実が世に出回り、利用したことがある方も多いでしょう。現実と変わりない世界観が映画や小説のようなSFの世界観を作りだしています。今回はさらに進化した触覚グローブについて解説しています。そもそも触覚グローブとはなんなのか?大学での触覚研究について、今後の触覚グローブの展開を解説します。

触覚グローブとは

そもそも触覚グローブを聞いたことがないという方が多いでしょう。触覚グローブとはその名の通りグローブ型のデバイスになります。

指先にセンサーをつけており、VRの映像と連動し指先に感覚的に触れる感触を与えてくれるものとなっています。従来のVRでは3D映像と音を駆使してリアルに感じられる仮想空間を実現させました。

一応VRの認識として、VRは限りなく実体に近い映像を感じられるもので問題ありません。VRの中には1つの機能として、VRトラッキングがついています。

頭や手が動くと、その動きに連動して映像が切り替わりユーザーに没入感を与えてくれます。ただVRの映像を限りなく実体だと認識して映像に触れたとしても、コントローラーの振動を感じた時点で現実に引き戻されるデメリットがありました。

その場合の解決方法の1つとして触覚グローブが開発されています。新たに開発された触覚グローブでは指先に触れた感覚を与えることができ、視覚、聴覚のみならず触覚でもVRを体験できる機能となります。

Diver-XのContactGloveでは形状記憶合金が指先を包むように設計され、VR空間内の物体を掴むと実際に掴んだ感覚がフィードバックされるようになっています。

これによりさまざまな物体の感覚が認識でき、炎や魔法を使用しても感覚が味わえるとされています。

触覚グローブが現実的に世に普及されるようになればどこにいても仮想空間につながれ、人々のコミュニケーションも現実世界だけではなくなってくるのかもしれません。

Meta(旧facebook)でも7年ほど前から開発が進んでいます。グローブ内部に細かな空気袋が付いて振動を感知する空気圧アクチュレーターが反応すると指先に振動が起こりVRと連動し触覚を感じるようになります。

将来的には空気穴が10倍になると予想されていますが、システム的に解決しなければいけない課題があるともいわれています。

まだまだ世に出回るのは10年以上かかるらしいのですが、完成したらiPhoneが登場した以上の熱狂が待っていそうですね。VR空間内でさまざまな重さの異なるボールを指先に落とす実験では、かなりな精度で重さを感じられるようです。

SFの世界観が夢物語ではなくなってきましたね。企業間の競争がより激化されれば触覚グローブの進化も加速度的に向上することでしょう。

大学などでも研究が進む触覚研究

大学ではどのような研究が進んでいるのでしょうか?日本の名城大学では人体のさまざまな感覚にアプローチをしている研究がなされています。

人が風を受けた際の感覚や嗅覚をリアルに感じさせる研究です。

詳細に説明すると、温度や湿度の異なる空気の固まりを局所的に届ける研究をしており、炎や冷気の感触を肌で感じることができ、器具を装着することなく香りで映像の場面を切り替えることを目指しているそうです。

また視覚と聴覚を連動させた実験を通して、人の耳を通して聞こえる音をリアルに再現し、VRをより身近に感じられる工夫が研究されています。

これによりVRでの3D映像からくる視覚、聴覚、肌と指先で感じる触覚、匂いの嗅覚を全身で体験できるようになります。こちらも研究段階らしいのですが、日本の技術力の高さが窺えます。

またシカゴの大学では、グローブではなくで感じられる触覚研究がされているなど、さまざまな大学で研究が進んでいます。

まだまだ研究段階のところが多い印象ですが、触覚研究における重要性が高まりつつあります。

触覚グローブは今後どのように活躍していくか

VR空間内にあるものを触っても質量を感じられない。今までは当たり前とされた考えが覆される新技術が触覚グローブです。触覚グローブは新世代の技術を駆使して作られており、未来を勝ち取るために必要な技術です。

この技術を勝ち取るためにMetaは多額の資金を導入して研究開発をしています。VRに自分自身を投影してゲームや映画、ビジネスに没頭しても、手が霞をつかむように何も感触を得られなかったら現実世界に戻されてしまう。

そうならないために触覚グローブは今後必要になってくるのです。VRはビジネスで活躍するのは間違いなく、新たなコミュニケーションツールとして未来では定着しているのかもしれません。

一度は体験しておきたいデバイスの1つのされており、パフォーマンスも進化し続けています。未来では私たちの身近に定着し、今後のVR市場は大いに期待できるでしょう。

まとめ

今回は触覚グローブについて、さまざまな観点から解説しました。VRを通して限りなく実体映像を楽しめるだけではなく、未来では全身の細胞一つひとつで感じられるようになっているかもしれません。

VR技術が確立されれば、自宅にいるだけで映像のみならず、これまで体験できなかったことが可能となります。SFの世界が現実となるのは、そう遠くない未来なのかもしれません。

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