絶対、後悔しない!VRヘッドセット購入で見るべきポイント

公開日:2023/01/15  最終更新日:2023/01/06


VR元年と呼ばれた2016年以降、VR機器のクオリティも一気に向上し盛り上がりを見せています。VRヘッドセットを買ってVRを楽しみたいと思っている人も増えていますが、種類がたくさんあるので、どの機種を買っていいか迷っている方も多いでしょう。今回は購入時に確認しておきたいポイントを紹介します。

まずは何に使うのか考えてみよう

仮想世界に人の動きを反映させ、現実のような体験ができるのがVRで、一度体験してみたいと思っている人も多いでしょう。VRの世界を体験するにはデバイスが必要で、これまでは入手しづらいものでしたが、2016年のVR元年以降は多くのデバイスが発売されて年々進化を遂げています。

VRを楽しむのに欠かせないのがヘッドセットとよばれるゴーグル型の機器ですが、種類も多くてどれを買おうか迷ってしまいます。そうした時は、まず使用方法を考えることがポイントです。

すぐにVRをはじめたい人

とにかくVRをはじめたい人におすすめなのは外部機器には接続しないスタンドアローン型のVRヘッドセットです。ヘッドセットをかぶるだけで、すぐにVRの世界を体験できます。

なるべく安く体験したい

VRヘッドセットは高く手が出ないと考えている人におすすめするのがスマホ接続型です。スマホのみのコンテンツも充実し、手頃な価格で購入できるのがポイントです。

VRゲームをたっぷりしたい

とにかくゲームをたくさんしたいという方には、外部センサーを設置するタイプのものがいいでしょう。仮想空間での移動や現実と違和感のない合成を行うために重要なのがポジショントラッキングで、外部センサーを設置することでトラッキングが安定します。とくに激しい動きのあるゲームでは必要でしょう。

また、解像度や視野角がいい高性能なものを使用したいところです。ただし、長時間使用するのに疲れないように、体に負担をかけないものを選びましょう。パソコンはないけどPlayStation4やPlayStation5を持っている人であれば、PlayStation用VRを選ぶ必要があります。

VRchatをしたい

VRヘッドセットを購入する人の中には、自分で選んだアバターを使って、同じ仮想空間の中にいる人といろいろな方法でコミュニケーションがとれるVRchatをしてみたいという理由ではじめる人も多くいます。

マイクを使用した音声、ジェスチャー、筆談、アイテムを利用するなど、さまざまな手段で相手に自分の表現したいことを伝えることが可能です。現実では遠く離れた人とも、仮想空間の中で一緒にいろいろな体験を共有でき、撮影もできるため思い出にも残ります。軽く遊ぶ程度なら、どの機器を選んでも問題ありませんが、体全体で動き回るようであれば、フルトラッキングに対応するものを選ぶといいでしょう。

トラッキングにはヘッドトラッキング、ポジショントラッキング、アイトラッキングの3つあり、頭や手などの動きをセンサーが感知して、追尾する技術が搭載されていますがすべてに対応しているのがおすすめです。

主要なメーカーをチェック・比較しておこう

VRヘッドセットには主要なメーカーがいくつかあります。それぞれ特徴があるので、紹介します。

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ゴーグル自体にディスプレイが設置されているオールインワン型のVRヘッドセットを展開しています。「Quest2」シリーズが人気で、PCなどに接続せず、ゴーグルをつけてコントローラーを持つだけでバーチャルな世界を堪能できます。最新モデルではレンズの位置が調整でき、迫力のあるサウンドが全方位から聴けます。

エレコム(ELECOM)

エレコムはパソコン周辺機器の大手メーカーですが、初心者向けの商品を中心としてコンパクトな小型タイプや折りたたみタイプ、多機能タイプなど、いろいろな種類の商品を展開しています。スマートフォンに対応し、フロントカバー開閉式のゴーグルとBluetooth対応がセットになっている商品が人気で、専用アプリを使用すればすぐにVR動画が楽しめます。

HTC

台湾を拠点にPDAやスマートフォンのデバイスを開発しているHTCは、パソコンVRを楽しむVIVEシリーズを展開しています。世界でもっとも利用されているプラットフォームのSteamVRにも対応し、1,500以上のタイトルのゲームを堪能できます。小型や軽量で折りたたみの機種もあるので、外出先でも充分楽しめるでしょう。

HP(ヒューレット・パッカード)

アメリカの大手電子機器メーカーで、パソコン分野でも老舗でトップクラスのシェアを誇っています。先程紹介したSteamVRにも対応した機種が人気で、目の距離にレンズ幅を適応させた瞳孔間距離調整やヘッドセットに内蔵された4つのカメラですぐれたトラッキングが可能です。

SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

人気ゲーム機であるPlayStationを手掛ける会社で、PlayStation専用のVRを発売しています。発売当初から人気で、対応ソフトも増えており、有機ELディスプレイを搭載した色鮮やかで滑らかな映像美を楽しめます。マイク内蔵しているので、ほかのプレーヤーとボイスチャットで会話も可能です。

DPVR

中国のVRヘッドセットメーカーとして、VR元年よりも前から製造開発してきた老舗メーカーです。日本では販売代理店経由のオンラインショップで購入が可能で、3製品が購入できますが、いずれもさまざまな用途に向けられて販売され、高精細で没入感の高いVR体験ができます。

タイプごとの特徴を整理!

VRヘッドセットには、大きく分けてスタンドアロン型、PC接続型、スマホ接続型の3つのタイプがあるので、タイプごとに紹介します。

スタンドアロン型

最大の特徴は、PCやスマホに接続することなく単体で利用できることです。ディスプレイやセンサー、バッテリーなどが内蔵され、簡単にスタートできます。価格面ではスマホ接続型が一番安いですが、品質面なども含めて考えると、一番コストパフォーマンスに優れています。

PC接続型

PC接続型は、解像度、視野角、トラッキング性能などいろいろな性能面で優れています。その分、本体価格はほかのタイプに比べて高くなり、接続するPCの性能も高い必要がありますが、高画質でアプリの数も豊富で、対応するゲームの種類も多いのが特徴です。とにかく最先端のVR技術、コンテンツを楽しみたい人におすすめです。

価格がピンキリ?予算ともあわせて考えよう

これまでメーカーやタイプごとの特徴を説明しましたが、VRヘッドセットはスペックによって数百円から手に入るものもあれば、数十万円の高級なものまでいろいろあります。各メーカーからは端末の位置と向きを把握するポジショントラッキング方式の機能やレンズ調整機能、高画質のもの、ヘッドフォン内蔵タイプものなど、いろいろなスペックの商品が発売されていますが、自分の用途をしっかりと検討したうえで、予算にあったコストパフォーマンスのよい商品を選ぶことが大切です。

まとめ

2016年のVR元年以降、いろいろな機種のVRヘッドセットが各メーカーから発売されています。そのため現在ではいろいろなVRの世界が楽しめますが、だからこそVRヘッドセットを購入する時には、後悔しないためにも自分の目的にあったものを選ぶことが大切です。スペックによって価格もピンキリなので、目的にあったスペックと予算をあわせて検討してみてください。

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