スマホでも簡単にVRが楽しめる時代へ!今後のVRコンテンツについて
スマホが普及し始めたのが2010年頃。たった10年ほどの間にかなりの進化をしたVRが出現したのをご存じでしょうか?近年のVRではスマホをセットするだけで簡単に映画やYouTubeなどのさまざまなコンテンツ映像を楽しめるようになりました。今回はスマホVRについて、ネット環境の影響や今後のVRの世界について解説します。
スマホがあれば簡単にVRが楽しめる!
そもそもVRとはVirtualReality(バーチャルリアリティ)の略で、視覚からくる3D映像と聴覚からくる音を組み合わせて仮想現実世界を映像として投影しています。
限りなく現実に近い映像を体験でき、ゲームや音楽のライブなどエンターテイメントでの活用が先行しています。
家に居ながら好きなアーティストのライブを堪能できたら最高ですよね。仮想現実を楽しめるVRには3種類のタイプがあります。
1つ目が据え置き型とよばれるパソコンやゲーム機の外部デバイスとVRゴーグルを有線ケーブルでつなげるタイプです。
パソコンVRでは仮想空間と呼ばれるメタバース内部でユーザー同士とコミュニケーションがとれたり、ゲームやチャットをしたりと幅広く利用できます。
必要な機材はパソコン本体とパソコン専用VRゴーグルですが、どちらも高度な画像処理が不可欠となるので、自然とコストが高くなりやすい傾向です。
パソコンVRでは、より一層ソーシャルゲームやメタバースなどユーザー同士のコミュニケーションをとりたい上級者向けになります。
2つ目にスタンドアローンとよばれるタイプがあり、VRゴーグル内部に通信機能やセンサーが内蔵され、パソコンやゲーム機の外部デバイスにつなげなくても単独で動かせます。
VR単独で動くので場所を選ばす、有線ケーブルも必要としないので持ち運びが楽です。
3つ目にスマホVRがあり、映像を見るのに特化しており、専用動画を再生してスマホ専用VRゴーグルにセットするだけで映像を楽しめます。必要なものはスマホとスマホ専用VRゴーグルだけです。
コストが低く、数千円から1万円ほどと安いのが魅力的で、VRを試してみたい初心者向けになります。
YouTubeやDMMなどの映像コンテンツを気軽に楽しみたいだけならスマホVRがおすすめです。逆にパソコンVRではオーバースペックとなり機能を持て余してしまいます。
スマホVRはVRってなに?と感じている方には非常にお手軽でいいものだと感じます。クオリティの観点ではパソコンVRやスタンドアローンに比べて劣る部分もありますが、最初の1台には最適ですね。
格安SIMでは不充分?Wi-Fiがあると快適!
スマホさえあれば気軽にVRを楽しめるようになりましたが、ユーザー側の問題として通信容量や速度などの問題があげられます。
映像の質も荒いよりは高画質で楽しみたいですよね。高画質だとスマホVR動画で1時間視聴するだけでも6GB~15GBほどの容量の空きが必要となり、かなりの高負荷がかかります。
また通信速度も低すぎると映像が細切れになってしまったり、フリーズしてしまったりする恐れがあるので、40Mbpsほどの速度がほしいところです。VRを楽しんでいたら、うっかり速度制限にひっかかりまったく楽しめていないという状況にも陥ります。
この問題を解決するためにはWi-Fiでの利用をおすすめしています。Wi-FiがあるかないかでスマホVRが楽しめるのかが決まるといってもいいでしょう。
VRを本格的に楽しみたい方はWi-Fiにこだわって選んだ方がいいです。ポケットWi-Fiなど制限の多いWi-Fiよりも、固定の光回線の方が安定しておりVRに向いています。
ますます進化するVRの世界
発展か一過性か、気になるVRの世界ですが、実際にはどう見られているのでしょうか?市場の伸びはゲーム分野での存在感を示すとされ、2017年からの伸び率は70%を超えているという数字も出ています。
5Gがより広範囲で提供されるようになると大容量、高機能となり通信機能の大幅な向上が期待でき、スマホでVRのコンテンツをより楽しめるようになります。
またVRと連動して指先に直感的に感じられる触覚グローブも開発されています。
ビジネス分野での活躍も期待でき、従業員の教育をするためのトレーニングや、ショッピングなど顧客への販売方法がより感覚的に選べるようになるでしょう。今後もVRは進化し続け、私たちの生活にはなくてはならない存在になるはずです。
まとめ
今回はスマホVRについて、ネット環境の影響や今後のVRの展開について解説しましたVRが登場し、エンターテイメントやスポーツなど臨場感をもった映像が楽しめるようになりました。
一方で、現実の世界と比べると現実味に欠け、物足りないと感じる部分もあります。しかし5Gの登場により今後のVRの質が加速度的に向上することでしょう。
新たな技術が誕生してから世間に定着する時間差はありますが、VRの今後の進化が楽しみになりますね。
これまで体験できなかったコンテンツをより多くの人が楽しめるようになりました。一家に1台VRがあることが当たり前になる時代が近づいています。