VRHMDとは?種類や特徴を分かりやすくご紹介!
近年流行しているVR。VRを体験するのに必要なVRHMDとは一体どんな機器なのでしょうか。また、使うことでどんな効果があるのでしょう。気になるVRHMDの種類やそれぞれの特徴についてご紹介します。興味はあるけどいまいちわからない、選ぶ時のポイントは?と思っている方はぜひ参考にしてみてください。
VRHMDとは
VRHMDとは「ヘッドマウントディスプレイ」のことで、VRの体験の際にヘルメットやゴーグルのように頭に装着するディスプレイのことです。それぞれの頭文字をとってHMDと表記され、装着した際に動いてもずれないようにハーネスで頭を支えるものが多く流通しています。
このVRHMDを使用することで、正面だけでなく360度どの角度を向いてもすべての範囲に映像を流すことが可能に。上下左右すべてに映像が流れることによって本当にその空間を体験しているかのようなリアルな感覚を味わうことがでるようになりました。
仮想の世界に浸りやすいことから非常に人気があり、ゲームや映画鑑賞はもちろん、さまざまな業種からも注目を集めています。
VRHMDは大きくわけて4種類
バーチャルリアリティの世界をさらに楽しむことができるVRHMDは、大きくわけて4種類あります。それぞれの特徴をみていきましょう。
ブラウザVR
ブラウザVRは、ブラウザ上で閲覧できるwebのページに対応しているもの。GoogleChromeやSafariでもVRを利用でき、コンテンツの入手、起動、VR体験のすべてをブラウザ上で楽しめます。VR対応のURLにアクセスすれば使えるものがほとんどなので、簡単に始めることが可能です。
ただ、視野が狭く画質があまりよくないものが多いため、その場にいるような感覚はほかの高性能なものよりは劣ってしまいます。ブラウザVRは少しでも高画質で楽しむためにもWi-Fi環境下での視聴をおすすめします。
スマホVR
スマホVRは、その名の通りスマホさえあればVRを楽しむことができ、比較的安価でお手軽にVRを体験できるのが特徴。YouTub上でもVRに対応した360度の動画や、ライブ配信など無料でも楽しめる臨場感のある映像が増えてきています。
DMM.comではアニメ、グラビア、スポーツ、お笑いなど幅広いジャンルを取り扱っており、多様なジャンルをVRで楽しめるようになりました。ほかにもVR対応のゲームアプリが増えているなど、スマホで楽しめるVRに対応したさまざまなコンテンツが続々と追加されています。最低限の機能が使えて手軽に利用できるので、VR初心者におすすめです。
AiOHMD
Aioとはオールインワン型のことを指し、PC接続なしで単独使用できるスタンドアローンで使用可能なのが特徴のHMDです。接続に必要なケーブルやアダプターも付属していることが多く、あとから買い足す手間が省けます。
Wi-FiやBluetoothなどさまざまな接続に対応しているタイプもあり、これひとつあれば面倒な接続なしでもVRを楽しむことができます。ブラウザVRやスマホVRよりも高い没入感が得られるのも特徴です。
PCVRHMD
PCVRは解像度が高く、とにかく美しいグラフィックのVRが体験できるのが特徴。おもにPCと接続して使用することでVR空間の中を移動しているような深い没入感と臨場感を得ることができます。
利用可能なVRアプリも多彩です。ゲーミングPCやPS4、PS5といった機器とも接続が可能で、最新のVRゲームを高性能で楽しみたい人にとくにおすすめのHMDです。
VRHMDを選ぶときのポイント
VRでおもに何がしたいのか、どんなコンテンツを楽しみたいのかを明確にするとよいでしょう。VR技術は日々進歩し続けているので、将来のことも見据えて今欲しいスペックのものよりワンランク上のものを選ぶのもいいかもしれません。
ただ動画やライブ配信を楽しみたいという方にとってはPCVRのHMDではオーバースペックになってしまいますが、今後のことを思って購入を検討する人も少なくありません。最低限の機能が欲しい方は費用や搭載されている機能も吟味しつつ、目的に合ったHMDを選ぶようにしましょう。
また、長時間の使用を検討しているのであれば機能性に加え、軽量で安定感のあるものを選ぶとストレスなく快適に使用できます。普段メガネをかけている方はメガネをかけたまま使用できるかどうかも基準に選ぶとよいでしょう。
いろいろなものを試してみてから決めたいという方にはレンタルもおすすめです。気になっているHMDがどの機器に対応しているのか事前にチェックしてから購入しましょう。
まとめ
VRの革新とともにHMDの種類も多様になり、どんどん新しいものが登場するようになりました。ひとつあれば自宅でも気軽にVR体験を楽しむことができます。HMDは大きくわけて4種類あり、どんなVR体験を楽しみたいのかによって選択肢は変わってきます。
現在も多様な種類から選ぶことが可能ですが、日本の技術の進展により今後もさらに軽量化や高性能なものが普及していくことでしょう。ぜひご自身の予算や用途に合ったHMDを探してみてくださいね。